制作事例

ここでは、羊皮紙陶房で制作している作品の一例をご紹介します。
古代ギリシア陶器を参考に、現代の陶芸技法で再現した作品です。眺めるだけでなく、実際にワインを注ぎ、古代ギリシアの世界を体験できる器として制作しています。

制作工程はこちらからご覧ください。

赤像式キュリクス(Red Figure Kylix)

紀元前5世紀のアテナイで最も洗練された赤像式キュリクスを再現した作品です。人物は素地の赤色を生かし、黒化粧土と細い線刻によって繊細な表現を目指しました。実際にワインを注ぎ、古代ギリシアの酒宴を体験できる器として制作しています。

黒像式キュリクス「アイカップ」(Black-Figure Kylix “Eye Cup”)

紀元前6世紀に流行した「アイカップ」をモチーフとした作品です。外側には大きな目を描き、杯を口元へ運ぶと仮面を着けたように見える、遊び心あふれるデザインが特徴です。黒像式ならではの力強い表現と、シュンポシオンの雰囲気を楽しめます。

ミケーネ式キュリクス(Myceanean Kylix)

古代ギリシア陶器の源流であるミケーネ文明のキュリクスを参考に制作しました。後の古典期キュリクスよりも深い器形と明るい色調が特徴で、シンプルな装飾から古代ギリシア陶器の始まりを感じることができます。白っぽいため、赤ワインの色が映えます。